![アイソン彗星を見るには?時期や方角、時間帯などを紹介](https://www.xn--qckyd1cv92sy7i.net/wp-content/uploads/2013/11/a19f8bfb89e7737c725a61704799d087.jpg)
その形状から「ほうき星」とも呼ばれている彗星。
その中の一つであるアイソン彗星が、
11月の末に太陽に近づいて明るさを増すようです。
今年はいろいろな天体のショーがありましたが、
このアイソン彗星は、世紀の大彗星になるかもと言われており、
ぜひとも見ておきたい彗星です。
彗星は氷のかたまりです
彗星の正体は巨大な氷の塊です。
ちょっと古いですが、ブルース・ウィリスが主演していた映画
「アルマゲドン」を見た方ならご存知だと思います。
彗星は、それ自体が発光するわけではありません。
太陽の光を反射することで明るくなり見えるようになるのです。
なので、太陽に近ければ近いほど明るく見えるようになります。
通常、彗星は太陽から離れている時には尾がありません。
太陽に近づくことによって、太陽のねつにより
だんたんと核の中の氷が溶け出して、
ガスや塵が放出されて尾が出来るのです。
このような姿から日本では、昔から「ほうき星」と呼ばれています。
世紀の大彗星になるか?
アイソン彗星は、とんでもなく太陽に近づくと言われています。
先ほど、太陽に近ければ近いほど明るくなると説明しましたが、
このアイソン彗星は、満月の明るさほどにもなるそうなのです。
![彗星](https://www.xn--qckyd1cv92sy7i.net/wp-content/uploads/2013/11/1018cometison.jpg)
彗星は氷の塊なので、もしかすると太陽の熱で崩壊する可能性もあります。
アイソン彗星は数キロもある大きさなので、蒸発の危険は
ないと言われているので、おそらくは大丈夫だと思われます。
こればっかりは、その時になってみないと分からないですね。
アイソン彗星は、いつどこで見えるのか?
彗星は必ず決まった時期に決まった場所で見ることが出来ます。
その点は流星と違うので、ゆっくりと落ち着いて観測できますね。
11月10日頃からは肉眼でも観測できるそうなのですが、
どうせ見るなら、もっとも見頃の時期に観測するのがいいでしょう。
それでは、いつ頃が見頃なのかを説明してゆきます。
アイソン彗星は11月29日にもっとも太陽に接近します。
ですが、この時期は観測には適していません。
だって、太陽と同じ方向なので、太陽が沈むと見えなくなるからです。
いくら彗星が明るく光っていても、昼間はとうてい見えないでしょう。
なので観測するのは、太陽から離れる12月になってからになります。
出来るだけ月の明かりが暗い時のほうが良いので、
今年は12月3日~12月8日頃が見頃と言えるでしょう。
この時期のアイソン彗星の観測にベストなのは夜明け時です。
まだ太陽に近いので、明け方の空の高度が低い位置に見えます。
方角は東~東南となるので、さえぎる建物などがないような、
低い位置まで開けたような場所で観測をして下さい。
12月初旬の見頃の時期はの方向にアイソン彗星は見えます。
準備する物は?
やはり防寒対策はしっかりしておたほうが良いでしょう。
そして、双眼鏡などがあったほうが、より大きく見る事が出来ますね。
流星などと違うので、カメラなどで撮影するのも良いと思います。
私も今から世紀の大彗星になるかと楽しみにしています。
これを逃すとアイソン彗星には二度と会えないので、
ぜひとも早起きして観測することをオススメします。
※残念ながらアイソン彗星は崩壊してしまったそうです。