アイソン彗星を見るには?時期や方角、時間帯などを紹介
 
その形状から「ほうき星」とも呼ばれている彗星。

その中の一つであるアイソン彗星が、

11月の末に太陽に近づいて明るさを増すようです。


 
今年はいろいろな天体のショーがありましたが、

このアイソン彗星は、世紀の大彗星になるかもと言われており、

ぜひとも見ておきたい彗星です。

 

彗星は氷のかたまりです

 
彗星の正体は巨大な氷の塊です。
 
ちょっと古いですが、ブルース・ウィリスが主演していた映画

「アルマゲドン」を見た方ならご存知だと思います。

 
彗星は、それ自体が発光するわけではありません。

太陽の光を反射することで明るくなり見えるようになるのです。

なので、太陽に近ければ近いほど明るく見えるようになります。

 
通常、彗星は太陽から離れている時には尾がありません。

太陽に近づくことによって、太陽のねつにより

だんたんと核の中の氷が溶け出して、

ガスや塵が放出されて尾が出来るのです。

 
このような姿から日本では、昔から「ほうき星」と呼ばれています。

 

世紀の大彗星になるか?

 
アイソン彗星は、とんでもなく太陽に近づくと言われています。

先ほど、太陽に近ければ近いほど明るくなると説明しましたが、

このアイソン彗星は、満月の明るさほどにもなるそうなのです。

 
彗星  
彗星は氷の塊なので、もしかすると太陽の熱で崩壊する可能性もあります。

アイソン彗星は数キロもある大きさなので、蒸発の危険は

ないと言われているので、おそらくは大丈夫だと思われます。

こればっかりは、その時になってみないと分からないですね。

 
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アイソン彗星は、いつどこで見えるのか?

 
彗星は必ず決まった時期に決まった場所で見ることが出来ます。
その点は流星と違うので、ゆっくりと落ち着いて観測できますね。

 
11月10日頃からは肉眼でも観測できるそうなのですが、

どうせ見るなら、もっとも見頃の時期に観測するのがいいでしょう。

それでは、いつ頃が見頃なのかを説明してゆきます。

 
アイソン彗星は11月29日にもっとも太陽に接近します。
ですが、この時期は観測には適していません。

だって、太陽と同じ方向なので、太陽が沈むと見えなくなるからです。

いくら彗星が明るく光っていても、昼間はとうてい見えないでしょう。

 
なので観測するのは、太陽から離れる12月になってからになります。

出来るだけ月の明かりが暗い時のほうが良いので、

今年は12月3日~12月8日頃が見頃と言えるでしょう。
 
この時期のアイソン彗星の観測にベストなのは夜明け時です。

まだ太陽に近いので、明け方の空の高度が低い位置に見えます。

方角は東~東南となるので、さえぎる建物などがないような、

低い位置まで開けたような場所で観測をして下さい。

12月初旬の見頃の時期はの方向にアイソン彗星は見えます。

 

準備する物は?

 
やはり防寒対策はしっかりしておたほうが良いでしょう。

そして、双眼鏡などがあったほうが、より大きく見る事が出来ますね。

流星などと違うので、カメラなどで撮影するのも良いと思います。

 
私も今から世紀の大彗星になるかと楽しみにしています。

これを逃すとアイソン彗星には二度と会えないので、

ぜひとも早起きして観測することをオススメします。

 
※残念ながらアイソン彗星は崩壊してしまったそうです。
 
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