毎年、3月6日頃から「啓蟄(けいちつ)」ですが、
2014年は3月6日が啓蟄にあたります。
この日にひな人形をしまう(片付ける)と
良いとされている啓蟄とは何なのでしょうか?
啓蟄(けいちつ)とは二十四節気(にじゅうしせっき)の1つで、
この日から3月23日頃の春分(しゅんぶん)までの期間をいいます。
二十四節気について詳しくは下記をご覧下さい。
「二十四節気・七十二候って何?|歳時記を子どもにも分かりやすく」
この3月6日から、これまでの「雨水(うすい)」より、
節がかわって「啓蟄」の期間に入ってゆくのです。
それにしても、なぜ啓蟄と呼ぶのでしょうか?
これについては、以下のように言われています。
「春の暖かさを感じて、冬ごもりをしていた虫が外に這い出る」
ちょっとワラワラと這い出るシーンをイメージして嫌な気分です。
もっと花とか芽とかに例えて欲しかったですよね。
啓蟄の「啓」には、ひらく、開放するなどの意味があり、
「蟄」には冬ごもりの虫が土に隠れるなどの意味があります。
まさに言葉どおりの意味で春の到来を告げていますね。
そんな「啓蟄」の日に雛人形をしまうと良いと言われています。
いったい何故なんでしょうね?
調べてみたのですが、具体的な理由がわかりません・・・
何故なんでしょう?(笑
おそらくなのですが、私が思うに雛人形を早めに片付けるのに、
ひな祭り後に訪れる最初の二十四節気でキリや良いからじゃないでしょうか。
雛人形を飾る日に良いとされているのが「雨水」なので、
ひな祭りを挟んで、次の節となる「啓蟄」がちょうど良いのでしょう。
それにしても雛人形を片付けるのが早くないですか?
せっかく飾ったのだから、もっとゆっくりと飾っておきたいですよね。
ですが、これにはちゃんとした理由があります。
「早く片付けないと嫁に行き遅れる」
などと昔から言われているからなのです。
根拠は無いですが、気にするお子さんも居ると思うので、
なるべく早めに雛人形を片付けるのがいいと思います。
あと、雛人形をしまう時のポイントを紹介しておきますね。
雛人形をしまう時のポイント
- 天気の良い日にしまう
- ホコリをしっかり落とす
- 緩衝材は新しいのにする
- 人形の髪の毛や衣装に癖がつかないよう気をつける
- 湿気の少ない場所に片付ける
もし啓蟄が雨だったら、その日に片付けるのはやめて、
必ず天気の良い日に片付けるようにして下さい。
ホコリなどはちゃんと落としておかないとカビなどの原因になります。
人形が動かないように詰めている緩衝材の紙などは、
新しい乾いた紙と取り替えるようにして下さい。
この緩衝材をつめる時は、人形の髪や衣装に変な癖がつかないように、
十分に注意して片付けないと、次に飾るときショックですよ。
片付けるのは出来るだけ湿気が少ない場所が理想的です。
人形用の防虫剤などもあったほうが安心だと思います。
啓蟄になったら嫁に行き遅れないように
雛人形は早めにしまいましょう。
最後まで読んで頂いてありがとうございました。