熱中症と熱射病の違いとは?日射病と呼ばなくなった理由は?
 
だんだん暑くなってくると、

熱中症などに注意が必要です。

この熱中症と熱射病とは、

どのように違うのでしょうか?

また日射病と呼ばなくなった

理由とは何なのでしょうか?


 
ちょっと疑問に思ったのですが『熱中症』『熱射病』は、

同じ意味なんでしょうか?それとも違うのでしょうか?

 
なんか同じような意味で使われている気もするのですが・・・

 
 
あと管理人が子供の頃は、暑い日に外に遊びに行くなら、

 
「日射病になるから帽子をかぶって行け」
 
と、親によく言われていたような記憶があります。

 
 
しかし最近は『日射病』って呼ばなくなりましたよね。

 
もしかしたら日射病を知らない人だっているのでは?

 
 
今日はこのあたりについて気になるので調べてみましたよ。

 
まずは熱中症について簡単に見てみましょう。

 
 

熱中症とは?

 
熱中症は高温の環境下で身体に起る障害状態の総称です。

 
おもな熱中症の症状は以下となります。

 

  • 熱失神
  • 熱痙攣
  • 熱疲労
  • 熱射病

 
あれ?『熱中症』の症状の中に『熱射病』が入ってますね。

 
ということは熱射病は、熱中症に含まれる一つの症状となるので、

違いとしては総称なのか、その中の症状なのかという事ですね。

 
つまり熱中症と言っておけば、熱射病も含まれるって事です。

 
 
ちなみに熱中症の中で最も重い症状なのが熱射病です。

 
高度の意識障害が生じて、体温は40度以上まで上がります。

さらに汗をかかない状態となるので体温が下がりません。

 
ここまでの状態になると命の危険もありますので、

すみやかに救急車を呼んで病院に行かなければなりません。

 
そうならないように熱中症の対策を行なうようにしましょう。

よろしければ以下の熱中症対策の記事もご覧下さい。

「熱中症対策には飴が効果的!どんな飴がおすすめなの?」

 
 
それでは『日射病』は熱中症に含まれないのでしょうか?
 
 
もちろん日射病も熱中症の中に含まれているのですが、

熱射病の症状で直射日光が原因の場合は日射病と呼びます。

 
原因によって使い分けるだけで熱射病と症状はまったく同じです。

 
なので日射病については熱射病と呼んでも差し支えはないです。

 
さらに熱射病のことを熱中症と呼んでも差し支えはないので、

結局は熱中症と言ってれば全てあてはまるわけですね。

 
 
だから日射病とは呼ばなくなったのでしょうか?
 
 
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日射病と呼ばない理由は?

 
管理人が子供の頃は熱射病と言えば『日射病』の事だったんです。

 
なぜかというと真夏でも今よりは涼しい環境だったからです。

 
アスファルトで舗装されていない道も今より多かったので、

ヒートアイランド現象なども、いくぶんマシだったと思います。

 
また家も現在のような機密性の高い建物ではなかったので、

適度に換気されて建物は湿気のこもりにくい状態でした。

 
治安だって今ほど悪くなかったので窓を開けて寝ることができ、

部屋の中が高温多湿な状態にならない環境が作れたのです。

 
なので熱射病になるなら直射日光が原因の日射病が多いので、

熱中症・熱射病と言わずにズバリの日射病と呼んでいたと思います。

 
 
しかし、近年は機密性の高い建物が増えて湿気が貯まりやすくなり、

窓を開けて寝ると無用心なので、高温多湿な状態になることが多いです。

 
これにより、部屋の中で熱射病になって倒れるお年寄りが増えた事もあり、

日射病と呼ばなくなり、総称である『熱射病』が一般的な呼ばれ方になりました。

 
ただ管理人が以外に思ったことがあるのですが、

この熱中症って言葉はどうやら昔からあったようです。

 
日射病って呼び方が一般的だった、管理人の子供の頃からです・・・

 
だったら初めから熱中症で統一しとけよ!
 
と思ったのは管理人だけじゃないですよね^^

 
最後まで読んで頂いてありがとうございました。
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