「立夏(りっか)」ですが今年は、
5月5日の端午の節句と同じ日です。
ここから夏が始まると言われても
なんかピンとこないですよね。
二十四節気の節で、夏季の最初にあたるのが「立夏(りっか)」です。
つまり暦の上では、ここから夏が始まるという事になります。
しかし、5月だと季節的にはまだまだ春ですよね?
どうして現実と暦では季節感に、こんなにも開きがあるんでしょうか。
それはこの二十四節気に秘密があるのです。
二十四節気について詳しくはこちらをご覧下さい。
「二十四節気・七十二候って何?|歳時記を子どもにも分かりやすく」
まだ5月なのに、どうして夏の始まりなのか?
2014年の「立夏」は5月5日なので、端午の節句と同じ日からです。
しかし鯉のぼりを上げる「こどもの日」は夏とは程遠い気候です。
ちなにみ管理人の住んでいる大阪の5月の平均気温ですが、
だいたい19度台が多く、20度を下回っているような状態です。
それなのに5月5日から、夏が始まりとされてもねぇ?
実はこれには二十四節気の季節感に問題?があるのです。
二十四節気は、昔の中国で太陰暦による季節のズレを正すために、
考案されたものなので、そもそも日本の気候にあってないのです。
さらに昔につくられたので、旧暦のほうに近いような感じなのです。
旧暦はざっくり言うと1ヶ月ぐらい先走っているんですよ。
旧暦で考えると「立夏」は6月の始め頃になるので、しっくりきますよね。
では、分かりやすい例をもう一つ上げてみます。
梅雨の季節と言えば、だいたい6月を指しますよね?
梅雨の季節のアジサイとかカタツムリとか6月のイメージだと思います。
でも、これを旧暦にあてはめてみると6月は、だいたい5月頃になります。
よく聞く「五月雨」は旧暦5月に降る長雨で「梅雨」を指しているんです。
また「五月晴れ」は梅雨の間の晴れ間を指します。
これらの言葉も旧暦の季節感に合わせたものなんですね。
なので二十四節気の節は、1ヶ月ぐらいズラして考えるとしっくりきます。
全然関係ないのですが、管理人は「立夏」と聞くと、
アニメの「中二病でも恋がしたい!」のヒロインが頭に浮かびます。
まあ、あっちは「六花」と書いてりっかと読むので漢字が違うんですが、
りっかなんて言葉は、それぐらいでしか聞くこともないもんで。
六花はものすごい中二病を患ったヒロインなのですが、
今時は現実にもあんな子が学校にいるんですかね?
管理人の学生時代は、残念ながらこれほどの逸材は居なかったです。
ただブルース・リーになりきってた先輩は居たんですが、
あれが今でいうところの中二病みたいなもんなんですかね(笑
最後まで読んで頂いてありがとうございました。